以前から馴染みのある猫島があります。そこは猫が飛んでいる島として知られている「佐柳島(香川県)」。初めての訪島は10年程前のこと。昔から馴染みがあるなんていうのはちょっとおこがましいかもしれませんが、東京から香川県の佐柳島まで、9回は訪れているから、場所や色柄で覚えている猫がたくさんいるし、そんな猫たちとの再会や島の景色はもはや懐かしいくらいです。〈連載41〉

猫が飛んでる島は学び舎のある島なんです

571kmの猫旅

画像: 571kmの猫旅

この10年で他の島は猫の数が減少しているようですが、佐柳島はいつ行っても本当に猫が沢山います。

それに廃校となった小学校をリノベーションした宿「ネコノシマホステル」があることも、飛んでいる猫と同じくらいこの島の大きな魅力となっています。

画像: 佐栁島は海と猫の景色がとっても絵になります

佐栁島は海と猫の景色がとっても絵になります

画像: 猫の好きな人々が吸いよせられています

猫の好きな人々が吸いよせられています

画像: すぐそばに来てくれる猫がたくさんいます

すぐそばに来てくれる猫がたくさんいます

猫だまりだらけの佐柳島

10年程前は、猫それぞれ明確に縄張りがあったような気がします。

その場所に行って、探索すれば、子猫から成長して立派なお母さんになった猫と会えたし、お互いに年をとったな〜とつぶやいて再会を勝手に喜べる猫もいました。

最近は行くたびに島内の勢力図が変わったというか、道を歩けば簡単に多くの猫たちに遭遇できるようになりました。まさしく猫だまりだらけ猫島です。

特に宿に向かう道中で、猫たちに何度も足を止めさせられ、到着時間がどんどん伸びていきます。

画像: 道を塞ぐような白黒猫の集団に遭遇

道を塞ぐような白黒猫の集団に遭遇

画像: 「ネコノシマホステル」に到着しました

「ネコノシマホステル」に到着しました

画像: もちろんここにも猫がいます

もちろんここにも猫がいます

画像: ここは猫が通る通路になってるようです

ここは猫が通る通路になってるようです

画像: 下足箱が並んだ廊下が懐かしい雰囲気

下足箱が並んだ廊下が懐かしい雰囲気

画像: 顔は強面でも愛嬌があるキジ白猫がいました

顔は強面でも愛嬌があるキジ白猫がいました

昔は人間の子どもたち、今は猫たちの学び舎

佐柳島には2つの集落があり、その中程に「ネコノシマホステル」があります。

島の小学校をリノベーションし、昭和の雰囲気あふれる校舎を生かした宿泊施設は懐かしさに溢れています。そして、ここでも猫たちと会えるんです。

画像: 入口の看板は黒板風

入口の看板は黒板風

画像: こんなちびっ子もいました

こんなちびっ子もいました

画像: 外からは職員室だったカフェスペースを覗いています

外からは職員室だったカフェスペースを覗いています

画像: カフェスペースは職員室。お洒落で落ち着く空間

カフェスペースは職員室。お洒落で落ち着く空間

オーナーご夫妻が飼っている猫たち(音楽室で暮らしています)のほか一時保護している猫たちもいてとても賑やかです。

画像: 昔は人間の子どもたち、今は猫たちの学び舎
画像: 音楽室ではオーナーの飼い猫たちが暮らしています

音楽室ではオーナーの飼い猫たちが暮らしています

校舎の裏の庭では子猫が年長の猫と何やらじゃれていました。

大人になるための知恵を学んでいるかもしれませんね。

画像: 子猫は大人猫とじゃれあっていました

子猫は大人猫とじゃれあっていました

画像: 猫同士が仲良くしている姿はほっこりしますね

猫同士が仲良くしている姿はほっこりしますね

瀬戸内芸術祭開催中は昼間のカフェ利用も多かったようですが、ここに宿泊をしながら1日をのんびり猫島の魅力に浸ってみるのもいいですね。

画像: 懐かしい学校の道具もいっぱい

懐かしい学校の道具もいっぱい

画像: 教室のの雰囲気を生かした客室が素敵すぎます

教室のの雰囲気を生かした客室が素敵すぎます

宿泊はネコノシマホステル公式サイトまで。

ネコノシマホステル
〒764-0040 香川県仲多度郡多度津町佐柳1353
TEL : 0877-35-3505
定休日 : 月・火曜
https://neconoshima.jp/

作者プロフィール

南幅俊輔(みなみはば・しゅんすけ)

画像: 南幅俊輔(みなみはば・しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「ハシビロコウのすべて」「ゴリラのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

★『ワル猫カレンダーMOOK2023』好評発売中!
毎年恒例の猫カレンダーMOOKシリーズの2023年度版

画像: 『ワル猫カレンダーMOOK2023』南幅俊輔著(マガジン・マガジン)¥820円(税込) www.amazon.co.jp

『ワル猫カレンダーMOOK2023』南幅俊輔著(マガジン・マガジン)¥820円(税込)

www.amazon.co.jp
画像: 『美しすぎるネコ科図鑑』監修:今泉忠明 編:南幅俊輔(小学館)¥1,540(税込) www.amazon.co.jp

『美しすぎるネコ科図鑑』監修:今泉忠明 編:南幅俊輔(小学館)¥1,540(税込)

www.amazon.co.jp
画像: 『ワル猫だもの』南幅俊輔著(マガジンマガジン)¥815(税込) www.amazon.co.jp

『ワル猫だもの』南幅俊輔著(マガジンマガジン)¥815(税込)

www.amazon.co.jp

▼Sotoneko Japan(facebook)
*Sotoneko Japanではオリジナル猫雑貨も販売中
▼sotoneko_japan(Instagram)

This article is a sponsored article by
''.