解説者のプロフィール

田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、足もみで完治。これをきっかけに、ツボと反射区と筋肉を刺激する「足健道」を完成させる。2000年に石川県で開業以来、2万5000人以上の足の裏を診察。著書は累計45万部。『足もみで心も体も超健康になる!』(三笠書房)、『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)などがある。
[別記事:5つのタイプ別足の裏診断&1日1回でOK!「足もみ」のやり方→]
不眠にお勧めの足もみ
不眠のほとんどは、過剰なストレスによって、自律神経のバランスが乱れることが原因です。つまりこれは、「心がつらい」というサイン。失眠のツボを押して、自律神経を整えましょう。
不眠を解消するもう1つのコツは、無理に寝ようとしないこと。どうしても目が冴えてしまうときは、いっそ一度起きて、足をもむ時間にしましょう。眠れないことに意識を向けるのではなく、今できることとして足をもむ。そうすれば、いつのまにか眠っていたりするものです。
【もむ場所】
▶︎失眠のツボ

【もみ方】
かかとの中央、少し凹んだところにあるツボ。人さし指を曲げ、第2関節を押し当てて、ツボを突き上げるように強く深く押す。痛みを感じたら、そのまま響かせるように、3秒間一定の圧を加える。
考え過ぎて眠れない人にお勧めの「大脳の反射区」

心配ごとや、つらいことを考え過ぎて、いっぱいいっぱいになって眠れない……。そんな人は、大脳の反射区をもんで、脳の負担を和らげるのがお勧めです。
人さし指を曲げ、第2関節を押し当てて、第1指の腹全体をしごきます。痛いところやブチブチしたところを見つけたら、3秒間、響かせるように一定の圧をかけましょう。

この記事は『安心』2022年11月号に掲載されています。
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