解説者のプロフィール

田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、足もみで完治。これをきっかけに、ツボと反射区と筋肉を刺激する「足健道」を完成させる。2000年に石川県で開業以来、2万5000人以上の足の裏を診察。著書は累計45万部。『足もみで心も体も超健康になる!』(三笠書房)、『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)などがある。
[別記事:5つのタイプ別足の裏診断&1日1回でOK!「足もみ」のやり方→]
腰痛・脊柱管狭窄症にお勧めの足もみ
腰痛や脊柱管狭窄症の痛みがある人にお勧めなのが、尾骨の反射区です。尾骨は、上半身を支える重要な場所。そこに老廃物がたまったり、こり固まって可動域が狭くなったりすると、腰に痛みが出やすくなります。
尾骨の反射区がある場所は、靴で圧迫されて老廃物がたまりやすいところでもあります。そこをしっかりほぐして、尾骨の可動域を復活させましょう。血流がよくなれば、痛み物質も流れていきます。
【もむ場所】
▶︎尾骨の反射区

【もみ方】
人さし指を曲げ、第2関節を押し当てて、アキレス腱からかかとに向かって、グーッと圧をかけるように指をすべらせる。骨の際にたまった老廃物をこそげ落とすように行う。
腰椎の反射区も一緒にもめば効果アップ!

尾骨の反射区とあわせてお勧めしたいのが、足の内側の側面にある腰椎の反射区。反射区の位置に親指が来るように、手のひらで足の甲を押さえ、骨の際に沿って圧をかけながら、親指を2~3往復させて、すべらせるようにもみましょう。
なお、尾骨、腰椎の反射区ともに、腰の片側に痛みがある場合でも、両足に行うようにしてください。

この記事は『安心』2022年11月号に掲載されています。
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