耳鳴りや難聴など、耳に不調があると、第4指・第5指に異常が現れます。耳の反射区は縦に長いので、刺激するブロックを3つに分けて丁寧にもむのがコツ。片耳だけに不調が現れている場合でも、両足の反射区をもむようにしましょう。【解説】田辺智美(「足健道」さと足ツボ療術院院長)
解説者のプロフィール

田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、足もみで完治。これをきっかけに、ツボと反射区と筋肉を刺激する「足健道」を完成させる。2000年に石川県で開業以来、2万5000人以上の足の裏を診察。著書は累計45万部。『足もみで心も体も超健康になる!』(三笠書房)、『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)などがある。
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耳鳴り・難聴にお勧めの足もみ
耳の反射区は、第4指・第5指にあります。耳鳴りや難聴など、耳に不調があると、これらの指に異常が現れます(具体例は下項参照)。
耳の反射区は縦に長いので、刺激するブロックを3つに分けて丁寧にもむのがコツ。また、片耳だけに不調が現れている場合でも、両足の反射区をもむようにしましょう。
【もむ場所】
▶︎第4指(薬指)、第5指(小指)

【もみ方】
第4指の根元を親指と人さし指で挟み、親指の先端で響かせるように、3秒間一定の圧を加える。第2関節、爪の裏側も同じようにもむ。第5指も同じ手順で行う。
第4指、第5指の曲がりやたこは耳の不調のサイン
耳鳴り・難聴を訴える人の特徴として、第4指、第5指に次のような異常があることが挙げられます。
・指が第3指側に曲がっている
・水虫やたこができている
・老廃物が付着して、骨のようにガッチリ固まっている

当てはまる人は、固まっている指を伸ばしながら、こびりついている老廃物を押しつぶすようにもみほぐし、指に柔軟性が出るようにします。継続すれば、水虫やたこも軽減していきます。

この記事は『安心』2022年11月号に掲載されています。
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