解説者のプロフィール

田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、足もみで完治。これをきっかけに、ツボと反射区と筋肉を刺激する「足健道」を完成させる。2000年に石川県で開業以来、2万5000人以上の足の裏を診察。著書は累計45万部。『足もみで心も体も超健康になる!』(三笠書房)、『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)などがある。
[別記事:5つのタイプ別足の裏診断&1日1回でOK!「足もみ」のやり方→]
糖尿病にお勧めの足もみ
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの量が少なくなったり、効きが悪くなったりして、血糖値が高くなる病気。そのため、糖尿病の予防・改善には、膵臓の反射区をもむのが重要です。
また、膵臓はインスリン分泌だけでなく、食べ物を消化する膵液を作り、十二指腸に送り出す働きも持っています。膵臓の反射区と隣接している胃・十二指腸の反射区を一緒にもめば、消化機能が高まり、膵臓の働きもよくなります。
【もむ場所】
▶︎胃・膵臓・十二指腸の反射区

【もみ方】
人さし指を曲げ、第2関節を押し当てて、胃・膵臓・十二指腸の反射区全体をしごく。ブチブチとしたところをつぶすようにしごくとよい。
「ゴトゴトしこり」は、血糖値が高めのサイン

血糖値が高い人の多くは、胃・膵臓・十二指腸の反射区に老廃物が付着して、ゴトゴトとしたしこりができています。中には、しこりの大きさが小指の先くらいになっていることも。
ゴトゴトした硬いしこりを見つけたら、老廃物を押しつぶすように、3秒間、響かせるように一定の圧を加えましょう。こうすることで、効果がアップします。

この記事は『安心』2022年11月号に掲載されています。
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