血圧が高いということは、血液が流れにくくなり、血管に圧がかかっているということです。足の親指は、脳の反射区でもあります。親指をもむことは、末端から全身の血流を促進させて心臓の負担を軽くするとともに、脳の血流をよくすることにもつながります。【解説】田辺智美(「足健道」さと足ツボ療術院院長)
解説者のプロフィール

田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、足もみで完治。これをきっかけに、ツボと反射区と筋肉を刺激する「足健道」を完成させる。2000年に石川県で開業以来、2万5000人以上の足の裏を診察。著書は累計45万部。『足もみで心も体も超健康になる!』(三笠書房)、『もむだけ美脚ダイエット』(産業編集センター)などがある。
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高血圧にお勧めの足もみ
血圧が高いということは、血液が流れにくくなり、血管に圧がかかっているということです。全身の血流をよくするには、末端から血液を流すことが効果的。心臓や脳から一番遠い場所にある第1指をもんで、血流を促進させましょう。
足の親指は、脳の反射区でもあります。親指をもむことは、末端から全身の血流を促進させて心臓の負担を軽くするとともに、脳の血流をよくすることにもつながります。
【もむ場所】
▶︎第1指(親指)全体

【もみ方】
人さし指を曲げ、第2関節を押し当てて、第1指の付け根から先端までの全体をしごく。痛いところやブチブチしたしこりがあれば、3秒間、響かせるように一定の圧を加える。仕上げに第1指をつまんで、クルクル回す。
ツボ押しで降圧効果アップ!

より高い効果を期待する人は、上に加えて、外側のくるぶしとアキレス腱の間にある凹み・箟崙(こんろん)のツボをもむのもお勧めです。ツボの位置に親指を当て、3秒間、響かせるように一定の圧を加えるイメージで押してください。

この記事は『安心』2022年11月号に掲載されています。
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