プロフィール

兼重清志(かねしげ・きよし)
1979年8月23日生まれ。大阪府出身。お笑いコンビ「パワフルコンビーフ」解散後、ピン芸人として活動。出演番組は、日本テレビ「芸人報道」、NHK「爆笑オンエアバトル」ほか。趣味はフィットネス、建築巡り、カメラ。カメラマンとしては、「兼重写龍」の名前で活動中。ヨガインストラクター、フィットネストレーナーの資格も取得している。
コーヒーにシナモンを振りかけて飲むのが日課
※シナモンの過剰摂取は、肝機能障害を引き起こす可能性があります。1日の摂取量は小さじ1弱程度までに収めるようにしてください。
皆さん、はじめまして! 兼重清志です。私は現在、芸人として活動しながら、フィットネスクラブでパーソナルトレーナーの仕事もしています。
職業柄、自然と健康に意識が向くようになり、学んだことをトレーナーとしてアドバイスするのはもちろん、自分の健康づくりにも役立てています。
今日は、私が2018年3月から食生活にとり入れている、「シナモン」のすばらしさについて紹介したいと思います。
そもそも私がシナモンをとるようになったのは、「バターコーヒーダイエット」を始めたことがきっかけでした。
バターコーヒーとは、ドリップしたコーヒーに、グラスフェッド(牧草だけで飼育された牛の)バターとMCT(中鎖脂肪酸)オイルを加えた物。ハンドミキサーで攪拌すると、濃厚なラテのような味わいになります。
これを朝食がわりに飲み、昼食と夕食は普通にとるのですが、バターコーヒーを飲み始めて少し経つと、不思議なことに昼も空腹を感じなくなり、しだいに昼食はゆで卵2個とご飯少し、ミニトマト3個程度で済ませるようになりました。
すると身長175cmで90.2kgあった体重が、9ヵ月後には79.8kgに。なんと10.4kgも落ちたのです。しかも、減量だけではない、さまざまな健康効果を実感するようになりました。おかげでバターコーヒーをやめられなくなり、4年経った今も毎朝飲み続けています。
実は私は、このバターコーヒーをよりおいしく楽しむために、シナモンパウダーを振りかけて飲んでいるのです。こちらも4年以上続くつきあいです。

シナモンたっぷり! 兼重さんのバターコーヒー
冷えが解消し腹巻きを手放せた!
あるときふと、シナモンの効能に興味を持って調べてみると、そのすごさにビックリ! それまで私が感じていた健康効果は、バターコーヒーだけでなくシナモンによるところも大きかったのだと、そのとき初めて気づきました。
顕著に感じたのは、若返り効果です。
シナモンには、高い抗酸化作用と血流改善効果があるといわれています。そのせいか、肌がツルツルになり、顔全体がスッキリしました。周りから「若返った」といわれることが増えて、気をよくしています。現在42歳なのですが、初対面の人に年齢をいうと驚かれることもよくあります。
髪も、美容師をしている妻から「コシが出てきた」といわれるようになりました。
また、冬場に足の感覚がなくなるほどだった冷えが改善し、腹巻きも必要なくなりました。
それから、以前より脳の回転もよいのです。前は1つのことしか考えられなかったのが、今は何かをしている最中に、ほかのことを考えられる感じ。脳がさえているのです。
なにより、以前は健康診断を受けるとB判定やC判定があったのが、ここ数年はオールAです。まさに身体的にも思考的にもパーフェクトな状態。苦しいのは生活だけです(笑)。
とはいえ、悩み事に対してもすぐに答えが出てくるので、マイナス思考に陥ることはありません。どんな状況でもポジティブでいられるのは最強です。
妻とは、シナモン入りのバターコーヒーを飲み始めて約1年後に結婚しました。シナモンの香りは、愛をかきたてるといわれているとか。結婚前から妻もいっしょにシナモンをとっていたので、その効果が実を結んだのでしょうか。
シナモンは、バターコーヒーでなくてもいいので、コーヒーや紅茶に2〜3振りして飲むのが、最も手軽なとり方です。それだけでちょっと高貴な味になって、リラックス効果も得られます。スーパーなどで手軽に手に入るのもうれしい点です。
私はヨーグルトに振りかけたり、ほかのスパイスと合わせてカレーを作ったりすることも。最近はいろんなメーカーのシナモンを試すなど、すっかりその魅力にハマッています。
ぜひ皆さんも、お好きな飲み物に振りかけて、シナモンを活用してみてください!
血流改善作用が髪や肌にも奏功し若返った
薬剤師・国際中医師・国際中医美容師・漢方カウンセラー 大久保 愛
シナモンに含まれる有効成分シンナムアルデヒドには、血流を改善する作用や、毛細血管の修復を促し、血管を若返らせる作用があることがわかっています。それらの作用が、冷えの解消や、髪や肌が若返るといった効果にもつながります。兼重さんは、シナモンを継続的にとることで、その有効成分を十分に摂取できたのでしょう。

この記事は『壮快』2022年11月号に掲載されています。
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