プロフィール

清水国明(しみず・くにあき)
1950年福井県生まれ。1973年、「あのねのね」として「赤とんぼの唄」でデビュー。90年代から、みずから木を伐採してログハウスを作るなど本格的なアウトドア活動を行う。現在はタレント業に加え、講演や執筆、ワークショップの開催などを精力的に行いつつ、キャンプも楽しんでいる。
1ポンドのステーキを軽く平らげてしまう
私は「肉食系」です。71歳になった今でも毎日のように肉を食べ、しかもかなりの量を食べないと満足できません。
なかでも好きなのが、牛ステーキです。もともと肉好きでしたが、40歳のときにおいしいステーキ屋と出合ってからは、「肉といったらステーキ!」というぐらい、ステーキ好きになりました。
そのステーキ屋というのは、東京の五反田にある『リベラ』です。ここで有名なのが「1ポンドステーキ」。その名のとおり1ポンド(454g)の巨大ステーキです。赤身中心の熟成肉で脂身が少ないこともあって、ペロッと平らげます。
焼き加減はいつもレアです。店に入ると同時に、「1ポンド」とひと言。すると、絶妙な焼き加減のレアステーキがサッと出てきます。ニンニクとタマネギのおろしソースも絶品で、もう1ポンド食べたくなるくらいです。
チェーン展開している『いきなり!ステーキ』にもよく行きます。先日も、妻と3歳になる息子と歩いているときに『いきなり!ステーキ』の看板が目に入り、ついつい飛び込んで、500gのステーキを完食しました。妻はそんな私にあきれながらも300g、3歳の息子も100gほど食べましたから、家族そろって「肉食系」です。
ちなみに、4年前に結婚した25歳年下の妻との初デートは『リベラ』での1ポンドステーキ。その食いっぷりに惚れてプロポーズしました。
70歳を過ぎてもいろんな意味で「肉食系」
私にとって「食」は、生活全般に影響を及ぼすほど重要です。
しかし、そうかといって、栄養や効能を考えて食べるようなことはあまりしません。頭で考えて食べるのではなく、食べたい物を食べています。「食べたい」という感情は、体が欲している、つまりは体が必要としているからだと思うのです。
実際に、「よし、やるぞ!」というときには、必ず肉が食べたくなります。何かに挑む前には、ステーキを食べて気力をみなぎらせるのです。
ただ肉を1ポンド食べるからといって、大食いというわけではありません。肉以外は、むしろ少食なほうだと思います。
バイクの転倒事故を何度も経験して、体中ケガだらけですが、いつも医者が驚くほど治りが早いのです。がんで十二指腸を摘出したときにも3週間で退院できて、すぐに仕事に復帰できました。
これらは肉を食べて体力があったからだと思います。ちなみに、退院後もすぐにステーキを食べました。
私はタレント業以外にも、講演、執筆、自然をテーマにしたワークショップの開催やビジネス展開などもしており、365日フル稼働しています。70歳を過ぎてこれほど体が動いて気力がなえないのも、肉を食べているからだと思うのです。
冒頭、「私は肉食系」とお話ししましたが、女性に積極的という意味においても、私は「肉食系」です(笑)。
同年代の皆さん、元気の源は肉です! 肉をガンガン食べて体力をつけ、好きなことをすれば、体だけでなく心も若返ること間違いありません!
たんぱく質の補給と適度な運動で若さを維持
管理栄養士 森由香子
たんぱく質は人間が活動するうえで、重要な栄養素です。特に高齢者は筋力が落ちるので、たんぱく質の補給と適度な運動は体を若々しく保つために必須といえます。それが、精神的な若さにもつながるのでしょう。ほかの栄養素にも気をつけながら、これからもお肉を召し上がってください。
[別記事:「肉魚ファースト」こそ高齢者の体づくりに必要!乳製品や大豆製品もお勧め→]

この記事は『壮快』2022年11月号に掲載されています。
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