ドライフルーツは、栄養がギュッと凝縮されているため、効率よく手軽にミネラルを補給できる食材です。一番ポピュラーなのはレーズンですが、干し柿、ドライイチジクやデーツ、クコの実などお勧めです。また食物繊維が豊富なので、血糖値の上昇スピードが遅く、おおむねGI値55以下の低GI食品に分類されます。ですから、体に優しい甘味といえるでしょう。【レシピ原案・解説】国光美佳(子どもの心と健康を守る会代表・国際食学協会理事)

解説者のプロフィール

画像: 解説者のプロフィール

国光美佳(くにみつ・みか)

子どもの心と健康を守る会代表。一般社団法人国際食学協会理事。『発達障害にクスリはいらない』(内山葉子医師との共著。マキノ出版)、『食べなきゃ、危険!』(小若順一氏との共著。三五館シンシャ)など著書・監修書多数。

ミネラル健康レシピ「ドライフルーツ」

ドライフルーツは、生のフルーツに含まれる栄養がギュッと凝縮されているため、効率よく手軽にミネラルを補給できる食材です。

一番ポピュラーなのが、レーズンです。生のブドウに含まれる鉄分が100g中0.2mgなのに対して、レーズンでは2.3mgと10倍以上。

カリウムも、生のブドウの220mgに対して740mgと、3倍強含まれます。カリウムは、ナトリウムと作用しあって細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりするなどの大切な働きをしています。

レーズン以外では、食物繊維が多く、1個で1日に必要な量をほぼ補える干し柿、カリウムやカルシウム、マグネシウム、鉄なども含むドライイチジクやデーツ、ビタミンや抗酸化作用のあるポリフェノールを含むクコの実などが、お勧めのドライフルーツです。

ドライフルーツは食物繊維が豊富なので、血糖値の上昇スピードを表すGI値でも、おおむねGI値55以下の低GI食品に分類されます。ですから、体に優しい甘味といえるでしょう。

持ち運びもしやすいので、出先でのおやつにも、また、サラダやあえ物、デザートの素材としても活用できます。なお、選ぶときには、袋に記載されている表示を見て、添加物が加えられていないものを選びましょう。

画像: ミネラル健康レシピ「ドライフルーツ」

ドライフルーツ入りカボチャサラダ(2人分)

・カボチャ…180g
・みそ…小さじ1
・麹甘酒(ストレート)…小さじ2
・天然だし粉末(※)…小さじ1/3
・塩…小さじ1/3
・レモン汁…小さじ1/4
・レーズン…10g
・クコの実…5g
※天然だし粉末は、イワシ煮干し60g、焼きアゴ35g、コンブ5gを粉末にして混ぜて作る。

カボチャは皮ごと一口大に切り、蒸して熱いうちにつぶしておく(電子レンジを使用してもよい)。
みそ、麹甘酒、天然だし粉末、塩、レモン汁を混ぜて①と合わせる。
②にレーズンとクコの実を加えて混ぜる。

ドライフルーツティー(1杯分)

・紅茶…1杯(約200ml)
・デーツ…2個(約10g)
・レーズン…10g
・ドライマンゴー…5g

紅茶をカップに入れる。
デーツ、レーズン、ドライマンゴーを適当な大きさに刻む。
②を①に入れる。
※ドライフルーツの甘味で、砂糖なしでいただけます。ドライフルーツも残さず食べてくださいね。

■レシピ・調理・スタイリング/古澤靖子

画像: この記事は『安心』2022年10月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『安心』2022年10月号に掲載されています。

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