「上体右ねじれタイプ」の人は、上体が右にねじれ、左肩が前に出て、骨盤と下半身は左にねじれています。重心は、右のかかとと左足の親指側にかかっています。やや胴長な体形で顔も全身もお尻も四角っぽい印象です。腎臓や膀胱といった泌尿器系の病気、子宮や卵巣の病気、便秘・下痢などの腸トラブル、吹き出物などを起こしやすい傾向があります。むくんだり、太ったりしやすいことも悩みのタネになりがちです。【解説】松岡博子(アピア均整院代表)

解説者のプロフィール

画像: 解説者のプロフィール

松岡博子(まつおか・ひろこ)

アピア均整院代表。身体均整師会常任理事、副会長。身体均整法学院で身体均整法を学び、東京・高田馬場にサロンを開設。骨盤や背骨に着目した施術を行い、高い成果を上げている。『ゆがみをリセット! 骨盤ほぐし体操』(成美堂出版)など、著書・監修書多数。

[別記事:「ゆがむ」「傾く」ってどういうこと?知ってるようで実は知らない骨盤のトリセツ→

首を右にねじりやすい人は「上体右ねじれタイプ」

こんな体形が特徴

画像1: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

左肩が前に出ている。やや胴長で、がっちり見える体形。実際の年齢より若々しく見られる人も多い。

画像2: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

気をつけたい症状

・泌尿器系の病気 ・子宮や卵巣の病気 ・便秘、下痢 ・吹き出物 ・肥満、むくみ

上体が右にねじれ、左肩が前に出て、骨盤と下半身は左にねじれています。重心は、右のかかとと左足の親指側にかかっています。

上半身が発達しており、やや胴長な体形。顔も全身もお尻も四角っぽい印象で、がっちりしたタイプですが、実際の年齢より若々しく見えます。

歩いているうちに、スカートのウエストが左に回ることがよくあります。疲れたとき、あごを斜め右に突き出す癖があります。

骨盤がねじれているため、骨盤内の臓器に負担がかかりやすく、腎臓や膀胱といった泌尿器系の病気、子宮や卵巣の病気、便秘・下痢などの腸トラブル、吹き出物などを起こしやすい傾向があります。

また、むくんだり、太ったりしやすいことも悩みのタネになりがちです。特に、それほど食事量が多くないにもかかわらず、体重が増えやすいという特徴があります。

性格的には、やや強情で負けず嫌いのところがあります。いったん自分で「こう」と決めたら突き進む、猪突猛進タイプです。正義感が強く、困っている人や助けを求めている人がいたら、見過ごせずに手を差し伸べます。

ただし、一途に突っ走り過ぎて、必要な気持ちの切り替えができない場合もあるので要注意。ときには、柔軟性や臨機応変な姿勢も必要です。

上体右ねじれタイプの人が、ゆがみをリセットするために効果を発揮するのが、下の骨盤ほぐし体操です。上体を左ではなく、思い切り右にひねるのがポイント。その反動で、無理なく骨盤と体のゆがみが取れていきます。

立って行う体操だけでなく、あおむけに寝て、同じく右に体をひねるのも効果があります。寝る前などに、寝床の中で上体を右にひねることを習慣にするのもよい方法です。

これらで骨盤のゆがみが取れていけば、太りやすい傾向や、前述した病気のリスクも減っていきます。

上体右ねじれタイプの人にお勧めの骨盤ほぐし体操

上体をあえて右にひねることで、その反動で無理なくゆがみが取れていきます。1日1セット行いますが、1日のうちに何度行っても構いません。

①両手を胸の前で合わせる

画像3: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

足を肩幅に開き、ひじを開いて、両手を胸の前で合わせる。肩の力は抜く。

②右足を前に出す

画像4: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

右足を左足の斜め前に出して交差させる。

③上体を右にひねる

画像5: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

鼻から息を吸いながら、上体を右に10秒かけてできるだけひねる。最後に、もう一息吸いながら、さらにひねる。

④息を吐いて脱力

画像6: 【骨盤ほぐし体操⑤】首を右にねじりやすい「上体右ねじれタイプ」の人にお勧めのやり方

体をまっすぐに戻し、一気に息を吐いて脱力する。そのままの体勢で10秒リラックスする。

■イラスト/石山綾子

画像: この記事は『安心』2022年10月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『安心』2022年10月号に掲載されています。

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