テレビの音が聞こえないときのおすすめアイテム
聞こえを助ける手元スピーカー
耳鳴りや難聴などの耳の不調がある場合、テレビの音が聞こえにくかったり、家族から「テレビの音が大きい」と言われたりしていませんか?
そんな人にお勧めなのが「手元スピーカー」と呼ばれるグッズ。これは、テレビの音を自分のすぐそばで再生する機能を持つものです。
「テレビの音が聞きやすくなる」と多くの人に注目されており、現在さまざまな製品が販売されています。
手元スピーカーには、大きく分けて有線タイプと無線タイプがあります。
有線タイプは安価なのが一番の魅力。ただし、テレビから音声を伝える接続コードをテレビのイヤホン端子から引き回す必要があり、長いコードが邪魔になりがちという面もあります。
無線タイプは送信用の機器とテレビのイヤホン端子を短いコードで接続し、そこからテレビの音を電波で飛ばし、手元のスピーカーで再生します。
無線なので長いコードは必要ありません。セットの送信機を使えば無線接続の設定は不要で、買ってきてすぐ使えます。ただし、価格は有線タイプより高めです。
また、無線タイプの一種として、首に掛けるスピーカーも登場しています。
手元スピーカー 有線タイプ
JVC「SP-A55」
実売価格例:2240円

お手頃価格で操作しやすいダイヤル付き
横幅18cmとコンパクトで、テレビとの接続ケーブルは5m。余ったケーブルは本体の後ろに巻き付けられるので邪魔になりにくい。単3乾電池4本で連続約40時間使用でき、テレビの音声に連動して自動でスピーカーの電源も切れるので、電源を切り忘れても心配ない。大きめの音量ダイヤルがあるので、手元で好みの音量に調整できるのも便利。シルバーとブラックの2色がある。

大きめの音量ダイヤルは電源ボタンも兼ねていて、音量を最小まで絞ると電源が切れる。
手元スピーカー 有線タイプ
サンワサプライ「400-SP087」
実売価格例:3980円

電源コードでも乾電池でも使える
横幅18cmと小型で、取っ手付きなので好きな場所に持ち運んで使える。単3乾電池4本で連続約70時間使える。また、別売のコードとアダプターを用いれば、AC電源(壁のコンセント)を利用できる。テレビとの接続コードは5m。電源スイッチと音量ダイヤルが分かれているので、電源を切っても、ダイヤルはいつもの音量の位置を維持できる。カラーはホワイトとブラックの2種類。

テレビとの接続ケーブルを背面に巻き付けられるので、好きな長さに調整して使える。
手元スピーカー 無線タイプ
オーディオテクニカ「AT-SP767XTV」
実売価格例:1万6280円

設定なしでつながるお手軽ワイヤレス
手元スピーカーと、テレビのイヤホン端子に接続する送信機のセットで、無線接続の設定なしで使える。スピーカーは、使わないときに送信機の上に載せておくだけで充電できる。内蔵の充電池は最大約16時間の連続使用が可能。取っ手付きなので持ち運びもしやすい。ちょっと水がかかっても大丈夫な防滴仕様なので、キッチンでも安心して使える。

スピーカーは横幅19.6cm。無線タイプなのでケーブルが不要で、テーブルに置いたときもスッキリしている。
手元スピーカー 無線タイプ
パナソニック「SC-MC30」
実売価格例:1万5160円

本体は直径9cmとコンパクト
直径約9cmの円盤形で、かなりコンパクトなタイプ。テレビとつなぐ送信機もセットで、無線接続設定なしで使える。スピーカーは内蔵電池で連続約3.5時間使用できる他、付属のAC電源アダプターを接続すれば、連続してずっと使える。無線タイプはテレビの絵と音のズレが気になることもあるが、本製品はズレが少ない接続方式を採用している。上向きスピーカーなので広がりのある音を楽しめ、座卓に置いて使いたい人などにお勧めだ。

スピーカーの後ろ側に音量ボタンや充電用の端子などがある。ボタンはやや小さめだが、文字は読みやすい。
ワイヤレスネックスピーカー
シャープ「サウンドパートナー AN-SS2」
実売価格例:1万1800円

首に掛けて使う1人用スピーカー
置き場所が不要で、首に掛けて自由に歩き回ることができる。1人でテレビを見ることが多い人にお勧めのタイプ。スリムなデザインで約88gと軽量なため、長時間装着していても疲れにくい。もちろん、テレビとつなぐ送信機とセットなので接続設定は不要。スピーカーの内蔵電池は連続約16時間使用でき、充電は付属のケーブルを使用する。本体色が4種用意されているのもうれしい。

首に掛けて使えるので、家の中を移動することが多い人や、キッチンなどで作業しながらテレビを見たい人に最適。

この記事は『安心』2022年5月号に掲載されています。
www.makino-g.jp