血液をろ過して尿を生み出す「腎臓」、それを運ぶ通路となる「輸尿管」、尿そのものをためる「膀胱」。この3つのゾーンを押しほぐすことが、腎機能の向上や頻尿対策にお勧めになります。尿が出なくなる閉尿にもこれらのゾーンが有効です。【解説】鈴木きよみ(アンピール代表・足裏研究家・足のひと®)
解説者のプロフィール

鈴木きよみ(すずき・きよみ)
足裏研究家。自由が丘で延べ30万人以上の足を見る。その中で培ってきた経験をベースに、独自の足の裏ほぐしの理論と技術を確立。企業でのセミナーやスクールでの講師、TVや雑誌など、幅広い分野で活躍中。近著『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(ワン・パブリッシング)好評発売中。
症状別 足の裏のほぐし方
【腎機能の向上・頻尿】
[別記事:現代日本人にベストマッチの「足の裏ほぐし」足の裏診断&足の裏治療マップ→]
血液をろ過して尿を生み出す「腎臓」、それを運ぶ通路となる「輸尿管」、尿そのものをためる「膀胱」。この3つのゾーンを押しほぐすことが、腎機能の向上や頻尿対策にお勧めになります。
その他、閉尿(尿が出なくなる病気)にもこれらのゾーンが有効なので、お困りの方はお試しください。
刺激する反射区

▶︎両足の場合は左足から押しほぐす
▶︎手の形の詳細は冒頭別記事参照
❶腎臓[両足]

【手の形】
関節プッシュ
【スタート位置】
第3指の根元から指幅4本分下
【やり方】
スタート位置に人さし指を当てて5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。
❷輸尿管[両足]

【手の形】
関節プッシュ
【スタート位置】
①の「腎臓」のすぐ下
【やり方】
スタート位置に人さし指を当て、圧をかける。圧をかけたまま、土踏まずの内側とかかとの境目(③の「膀胱」の位置)まで、上下にしごくように3回押しほぐす。
❸膀胱[両足]

【手の形】
関節プッシュ
【スタート位置】
土踏まずの内側かかとの境目
【やり方】
スタート位置に人さし指を当てて5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。

この記事は『安心』2022年5月号に掲載されています。
www.makino-g.jp