慢性的な腰痛のある人は、「腰椎」「胸椎」のゾーンを押しほぐすことで、背骨の動きや周辺の血流の改善を促します。また「肝臓」が弱って働きが落ちると、腰痛を引き起こしやすくなります。肝臓のゾーンも押しほぐしてください。【解説】鈴木きよみ(アンピール代表・足裏研究家・足のひと®)
解説者のプロフィール

鈴木きよみ(すずき・きよみ)
足裏研究家。自由が丘で延べ30万人以上の足を見る。その中で培ってきた経験をベースに、独自の足の裏ほぐしの理論と技術を確立。企業でのセミナーやスクールでの講師、TVや雑誌など、幅広い分野で活躍中。近著『すべての不調は足裏を見ればわかる!』(ワン・パブリッシング)好評発売中。
症状別 足の裏のほぐし方
【腰痛】
[別記事:現代日本人にベストマッチの「足の裏ほぐし」足の裏診断&足の裏治療マップ→]
背骨に対応するゾーンは足の内側にあります。慢性的な腰痛のある人は、「腰椎」「胸椎」のゾーンを触ると、痛みや違和感が現れやすいものです。これらのゾーンを押しほぐすことで、背骨の動きや周辺の血流の改善を促します。
また「肝臓」が弱って働きが落ちると、腰痛を引き起こしやすくなります(内臓体性反射)。肝臓のゾーンも押しほぐしてください。
刺激する反射区

▶︎両足の場合は左足から押しほぐす
▶︎手の形の詳細は冒頭別記事参照
❶腰椎・胸椎[両足]
![画像: ❶腰椎・胸椎[両足]](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783536/rc/2022/05/26/af6b190e255919496b495024da09189398147a6d.jpg)
【手の形】
親指プッシュ
【スタート位置】
内くるぶしから指幅3本分下
【やり方】
足の甲をつかみ、スタート位置に親指を当てて圧をかける。圧をかけながら、3回左右に動かして押しほぐす。第1指の膨らみの下(母指球)まで、少しずつ親指をスライドさせながら押しほぐす。
❷肝臓[右足]
![画像: ❷肝臓[右足]](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783536/rc/2022/05/26/d2a4753d3898a398036f425464d9ec18ce3cd047.jpg)
【手の形】
関節プッシュ
【スタート位置】
第4指と第5指の指の股から指幅4本分下
【やり方】
スタート位置に人さし指を当て、5秒ほど圧をかける。5秒たったら圧を弱め、もう1度同じように圧をかける。3回押しほぐす。

この記事は『安心』2022年5月号に掲載されています。
www.makino-g.jp