カンボジアでゴロンな猫に出会う
4,405 Kmの猫旅
~カンボジア・シェムリアップ~
世界遺産アンコールワットが有名なカンボジアのシェムリアップ。


感動的な建築群、世界遺産アンコールワット
平均気温約30℃弱の熱帯の地域で暮らす猫たちはとても暑そうです。何しろ全身毛だらけですから。そんな猫たちの体熱を放出する知恵はヒンヤリとした床に寝転ぶことのようです。
シェムリアップのお寺などの大きめの建物は軒下がタイル張りの床が多く、あちこちで猫がゴロン、ゴロンと体を投げ出していました。

開放的な本堂の床も大理石
そのままお昼寝に興じ夜間の活動に備えるのでしょうね。と思っていましたが猫だけでなく、ここカンボジアの暑さの中では人もそうした方がいいかもしれません。とにかく日中歩き回るには危険なほど熱い。熱帯の国ではクーラーの効いたホテルで昼寝に限ります。

境内ににいた子猫も

大理石が敷かれている寺院の軒下にも猫

こんな感じでべったり寝転んでいる日中の子猫たち
寺院のあちこちにゴロンな猫
猫だけじゃなく犬もゴロン
猫たちがいる確率が高い場所といえば東南アジアの国では絶対お寺。アンコールワットはヒンズー教の寺院ですが、シェムリアップは街のいたるところに仏教寺院があります。出家した子どもや若者がいる大きめの寺院なら猫がいる確率はアップします。立派な大理石やタイルの床の上で猫たちが寝転んでいます。

ゴロゴロと体を揺らして体温調節

寺院の扉の前に3匹の猫が寝そべる図

猫だけで無く犬も床にべったり寝ころんでいる
レストランやお土産屋さんのゴロンな猫
一般の家庭でも猫好きなファミリーが多くの猫の面倒をみているかもしれません。ただ、他人の敷地に入り込む訳にはいかないので、そのときは街のレストランやお土産屋さんが狙い目です。土間が多いので猫たちは土の上でごろんとしてますが、汚れるのを嫌ってかイスの上や強者はテーブルの上ですやすやと眠っています。

お土産屋さんの奥の板張りの床の上のミケ猫

土間でも土まみれで遊ぶ子猫

レストランのテーブルの下で涼む美形な猫

テーブル下の椅子の上に隠れるように一休み

テラス席で勉強している学生とテーブルの上で爆睡中の子猫
シェムリアップではとにかくべったり寝転ぶ猫たちをたくさん見ることができました。カンボジアを訪れ、猫に会いたかったらぜひ寺院を訪れましょう。
作者プロフィール

南幅俊輔(みなみはば・しゅんすけ)
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「ハシビロコウのすべて」「ゴリラのすべて」(すべて廣済堂出版)など。
★新刊『モロッコのネコ』が好評発売中!
本書は電子書籍です。AmazonKindle、楽天kobo、hontoなどでお求めください。

デジタル写真集 青い街シャウエンで暮らす『モロッコのネコ』南幅俊輔著(主婦と生活社)¥880円(税込)
books.rakuten.co.jp
『美しすぎるネコ科図鑑』監修:今泉忠明 編:南幅俊輔(小学館)¥1,540(税込)
www.amazon.co.jp
『ワル猫だもの』南幅俊輔著(マガジンマガジン)¥815(税込)
www.amazon.co.jp▼Sotoneko Japan(facebook)
*Sotoneko Japanではオリジナル猫雑貨も販売中
▼sotoneko_japan(Instagram)