「マルマ」とは古来インドに伝わる「ツボ」のようなもの。仏教とともにマルマが中国に伝わり、ツボとして現地化していったのではと推測されています。そのマルマを刺激して、老眼、夜間頻尿、不眠、花粉症、耳鳴り、めまい、腰痛、ひざ痛など、さまざまな不調を治す手技が「マルマセラピー」です。【解説】橋本和哉(はしもと内科外科クリニック院長)

耳鳴り

耳鳴りがある場合は、首元や頭、耳の裏などにある4種類のマルマを刺激するといい。それぞれ3回ずつ行う。


使うマルマアンス
片方の腕を体にピタッとつけて、ひじを45度に曲げ、反対側の首の付け根に人さし指と中指を当てて、中指の腹が当たるところ。そのまま中指の腹でまっすぐ押す。

画像1: 耳鳴り


使うマルマヴィドラ
耳の付け根の裏側のくぼんだところ。親指の腹を当てて斜め上に押す。左右同時に行う。

画像2: 耳鳴り


使うマルマクリカーティカ
ぼんのくぼの両わきにある頭蓋骨と頸椎との境目。親指の腹で斜め上に押す。左右同時に行う。

画像3: 耳鳴り


使うマルマシーマンタ
頭頂部のやや後ろにあるへこみ(大泉門=前頭骨と頭頂骨が合わさるところ)。中指の腹をここに当てて、親指を除く4本指で、額の髪の生え際までのゾーン(写真内の破線部分)を押していく。

画像4: 耳鳴り

めまい

めまいには、手首、眉間、首元、耳のつけ根の裏側などにあるマルマを刺激する。それぞれ3回ずつ行う。


使うマルママニバンダ
手首の、手のひら側の中央。軽くこぶしを握った左の手首の両わきを右手の親指と中指で挟み、左手の手首を右回り・左回りの順で回す。指で直接押さなくてよい。右手も同様に刺激する。

画像1: めまい


使うマルマスタッパニー
眉間のくぼみ。中指の腹でまっすぐ押す。

画像2: めまい


使うマルマヴィドラ
耳の付け根の裏側のくぼんだところ。親指の腹を当てて斜め上に押す。左右同時に行う。

画像3: めまい


使うマルマアンス
片方の腕を体にピタッとつけて、ひじを45度に曲げ、反対側の首の付け根に人さし指と中指を当てて、中指の腹が当たるところ。そのまま中指の腹でまっすぐ押す。

画像4: めまい


使うマルマシーマンタ
頭頂部のやや後ろにあるへこみ(大泉門=前頭骨と頭頂骨が合わさるところ)。中指の腹をここに当てて、親指を除く4本指で、額の髪の生え際までのゾーン(写真内の破線部分)を押していく。

画像5: めまい

高血圧

高血圧には、手のひらの中央、足の裏の中央、手首の中央にあるマルマを刺激する。それぞれ3回ずつ行う。


使うマルマ手のタラフリダヤ
手のひらのほぼ中央。こぶしを作り、中指の爪先が当たる位置にある。反対の手の親指の腹でまっすぐ押す。

画像1: 高血圧


使うマルマ足のタラフリダヤ
足の裏の中央。足の第3指(中指)の付け根から指幅4本分(人さし指から小指までをそろえた幅)かかとに寄り、そこからさらに指幅2本分(人さし指と中指をそろえた幅)かかとに寄ったところ。足とは反対側の手の中指でまっすぐ押す。

画像2: 高血圧


使うマルママニバンダ
手首の、手のひら側の中央。軽くこぶしを握った左の手首の両わきを右手の親指と中指で挟み、左手の手首を右回り・左回りの順で回す。指で直接押さなくてよい。右手も同様に刺激する。

画像3: 高血圧

腰痛

腰痛がある場合には、ひざ、くるぶし、足の甲、ふくらはぎ、腰にあるマルマを刺激。それぞれ3回ずつ行う。


使うマルマジャヌー
ひざ頭のすぐ下にあるくぼみ。その左右にある凹んだ部分に両手の親指の付け根にあるふくらみを当て、残りの4本ずつ(左右合計8本)の指をひざの裏の中央に当て、写真の破線のゾーンを同時に押す。

画像1: 腰痛


使うマルマグルファ
内くるぶしの斜め下のコリコリしたところ。片方の足のひざを立て、反対の手の人さし指を曲げて第二関節で上下にしごく。

画像2: 腰痛


使うマルマ足のクシュプラ
足の第1指(親指)の先を真下に曲げたときに足の甲に浮き出る第1指の骨のつけ根。反対の手の親指と人さし指で巻き込むようにして押す。

画像3: 腰痛


使うマルマ足のインドラバスティ
ふくらはぎのほぼ中央。内くるぶしの上端から指幅4本分(人さし指から小指までをそろえた幅)上がり、そこからさらに指幅4本分上がったところに、足とは反対の手の親指を当て、すねの外側の同じ高さの位置にもう一方の手の親指を当てる。両手の中指の腹を足のインドラバスティに当てて、ふくらはぎの両わきを後方にしぼるように手のひらを動かす。

画像4: 腰痛

※「足のインドラバスティ」のように、マルマに当てている指は動かさず、他の部分(この場合は手のひら)を動かして刺激を与える場合もある。


使うマルマククンダラ
背骨の両わきで、ベルトのラインにあるくぼみ。親指の腹を当てて真っすぐ押す。左右同時に行う。

画像5: 腰痛

ひざ痛

ひざの痛みには、足、ひざ、くるぶし、ふくらはぎのあたりにあるマルマに刺激を与える。それぞれ3回ずつ行う。


使うマルマ足のクシュプラ
足の第1指(親指)の先を真下に向けるようにして曲げたとき、足の甲に浮き出る第1指の骨の付け根。反対の手の親指と人さし指で巻き込むようにして押す。

画像1: ひざ痛


使うマルマジャヌー
ひざ頭のすぐ下にあるくぼみ。その左右にある凹んだ部分に両手の親指の付け根にあるふくらみを当て、残りの4本ずつ(左右合計8本)の指をひざの裏の中央に当て、写真の破線のゾーンを同時に押す。

画像2: ひざ痛


使うマルマグルファ
内くるぶしの斜め下のコリコリしたところ。片方の足のひざを立て、反対の手の人さし指を曲げて第二関節で上下にしごく。

画像3: ひざ痛


使うマルマ足のインドラバスティ
ふくらはぎのほぼ中央。内くるぶしの上端から指幅4本分(人さし指から小指までをそろえた幅)上がり、そこからさらに指幅4本分上がったところに、足とは反対の手の親指を当て、すねの外側の同じ高さの位置にもう一方の手の親指を当てる。両手の中指の腹を足のインドラバスティに当てて、ふくらはぎの両わきを後方にしぼるように手のひらを動かす。

画像4: ひざ痛

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