4匹の赤ちゃんと母親の姿がほほえましい
421kmの猫旅です。

神戸どうぶつ王国でのスナネコ赤ちゃん誕生は、今回で3回目。父・ムスタと母・バリーとの間に、2020年8月にキサク(オス)、2020年11月にマフ(オス)が、それぞれ生まれています。今回はオス2頭、メス2頭の誕生となり、一気に賑やかになりました。3回目の出産ということもあり、母親のバリーも手慣れたもの。元気過ぎて方々に散った我が子たちを、くわえて戻す姿が微笑ましいです。

母親バリーとスナネコの赤ちゃんたち。

固まって寝ていた4頭が目を覚ました瞬間。奇跡の1枚が撮れました。

公開は1日2回。詳しくはサイトで確認してください。
スナネコの猫団子
子供たちの世話で疲れた母バリーと、遊びに疲れた4頭の子どもたち。なんとも微笑ましい猫団子です。スナネコは、ネコ科の中でも小型で、アフリカ北部、西アジア、中央アジアの砂漠などに生息。被毛の色は砂漠の保護色といわれています。たしかに砂と一体化する色合いですね。

母子で作られる猫団子が見もの。

母に甘えるしぐさもそれぞれ違います。

子どもを守る頼もしい母バリーです。
動き出したら止まらない
母親が動くと、寝ていた子どもたちも動きだします。あとをついて歩いたり、ばらけて兄弟同士でじゃれ合ったり。4頭もいると、いろいろな姿が目まぐるしく展開されます。生まれた当初は体格差があったそうですが、現在はほぼ同じ大きさに。元気いっぱいに育っています。

水槽の中の稚魚のような子猫たち。

母のあとを追ってみんなで駆けだします。

子猫たちがじゃれあう姿が微笑ましい。
あまりのかわいさに母もメロメロ
母バリーも、やんちゃな我が子たちのことが気になってしかたがない様子。ずっと面倒を見ていました。子供たちが成長すると、母親と分けて育てられるので、母子が一緒に過ごす様子を見られるのは今だけだそうです。

赤ちゃんでも、牙は鋭いそうです。

やんちゃな子をくわえて運んで軌道修正。

愛らしい表情で母をメロメロにします。
気がついたら、いつもの2倍近い枚数を撮っていました。ぜひこの機会に4頭のスナネコの赤ちゃんを見に行ってみてください。愛らしさに、ノックアウトされること間違いなし。
※スナネコは野生動物です。その見た目と違い、気性が激しくペットには向いていません。

神戸どうぶつ王国にはマヌルネコをはじめ、かわいいネコ科の動物たちがいます。
神戸どうぶつ王国
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
TEL:078-302-8899
休園日:木曜日
(祝日・春休み・GW・夏休み・年末年始は営業)
▼公式サイト
作者プロフィール

南幅俊輔(みなみはば・しゅんすけ)
盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「ハシビロコウのすべて」「ゴリラのすべて」(すべて廣済堂出版)など。
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