44~45歳くらいのことです。いわゆる更年期障害の諸症状が出て、大汗をかいたり、動悸がしたりして、パニック障害の症状も出ました。更年期障害の症状が出ているわけですから、自律神経のバランスもくずれていることに間違いありません。それを正すためには、体を温めることが必要だと考えて、いろいろ模索した結果行き着いたのが、ショウガはちみつです。【体験談】体操教室講師・バレリーナ 熊野けい子

プロフィール

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熊野けい子(くまの・けいこ)

1946年生まれ。学生時代、1964年東京オリンピックの聖火ランナーを務める。東京女子体育大学卒業後、高校保健体育専任教員を経て、大宮准看護専門学校で体育、精神保健を指導。その後、非常勤講師として指導を続けながら、バレリーナとして舞台活動に注力。現在も舞台に上がり続けるとともに、高齢者・中高年・障害者の健康に役立つ情報を、自身の体操教室やYouTube健康応援チャンネルで精力的に発信している。

※ハチミツは1歳以下の乳児には与えないでください。

体が冷えていたらリラックスできない

私は長年にわたって、皆さんを健康に導く方法を探求してきました。体操教室では、オリジナルの健康体操を指導しています。また、体操だけでなく、食事や生活面でのアドバイスも心がけています。

そんななかで、大好評な健康法の一つが「ショウガはちみつ」です。このショウガはちみつを私が飲み始めたのは、今から30年ほど前のことになります。

私は生涯を通じて健康ですが、ほんの一時期だけ、体調を崩したことがありました。44~45歳くらいのことです。いわゆる更年期障害の諸症状が出て、大汗をかいたり、動悸がしたりして、パニック障害の症状も出ました。

その当時、私は教員として多くの仕事を抱えていました。体操教室を開き、バレリーナとしての活動もあり、老人保健施設を回る仕事もこなしていました。おそらく、仕事を抱え過ぎて、許容量を超えていたのでしょう。とにかく外に出られず、どうにもなりません。1ヵ月仕事を休ませてもらいました。

そんな状況でも、私はもともと強い人間だという自負がありました。最初こそ落ち込んでいましたが、こんなことで負けてたまるかという気持ちがしだいにわいてきたのです。そこで、図書館でいろいろな文献を読んで、情報を集め、この苦境から抜け出す方法を考えました。

更年期障害の症状が出ているわけですから、自律神経のバランスもくずれていることに間違いありません。

自律神経は、私たちの意志とは無関係に働き、内臓や血管をコントロールしている神経です。交感神経と副交感神経という、二つの神経がバランスを取り合いながら働いています。

私の場合、そのバランスの乱れを正すためには、体を温めることが必要だと考えました。体が冷えていたら、リラックスできませんから。その方法をいろいろ模索した結果、行き着いたのが、ショウガはちみつです。

最初のうち、私は朝昼晩、ショウガはちみつをお湯に溶いて飲んでいました。飲み始めてからよくなるまで、数ヵ月はかかったでしょうか。気づいたときには不安なしに、外へ出られるようになっていました。

飲み続けるうちにどんどん元気になった

画像: Y字バランスを披露する熊野さん

Y字バランスを披露する熊野さん

さらに飲み続けるうち、私はどんどん元気になりました。以来30年、元気そのもので過ごしています。更年期以降、体操教室を休んだことは一度もありません。75歳になった現在も舞台に立ち続けていますし、2019年からはYouTubeで、健康法を発信しています。

この健康食のすばらしさを確信してからは、行く先々で、ショウガはちみつのことをお勧めしてきました。実際にショウガはちみつを試したかたからは、「体温が上がった」という声が多く挙がっています。

現代社会では、低体温に悩むかたがたくさんいます。低体温になると、免疫力が下がりますし、いろいろな病気になりやすくなります。体温が上がることで、「免疫力がアップした」「カゼをひかなくなった」という人が多いのです。

では、実際の体験例を紹介しましょう。

Aさん(80代・男性)は心臓が悪く、余命いくばくもないと、担当医から宣告されていました。私は奥さんから涙ながらに相談され、「試しに飲んではいかがですか」とショウガはちみつをお勧めしました。Aさんは飲み始めると、みるみる元気になり、それから10年生きられたのです。

Bさん(70代半ば・女性)は、体操教室の生徒さんでした。リウマチで指が変形してしまい、趣味の三味線が弾けなくなったと嘆いていました。そこで朝夕、ショウガはちみつをとったところ、曲がっていた指が伸びて、三味線が弾けるようになったと大喜びで報告に来てくれました。

Cさん(70代・女性)は、うつで苦しんでいました。ご主人を亡くされたことがショックで、うつになってしまったのです。ショウガはちみつをお教えして、しばらく経ってから街中で、Cさんに呼び止められました。「おかげさまで、うつがよくなった」というのです。確かに顔つきはすっかり明るくなっていました。

ショウガはちみつには、このような事例がたくさんあります。皆さんもぜひ、お試しください。

熊野さんお勧めのショウガはちみつの作り方

※ハチミツは1歳以下の乳児には与えないでください。

※1日1杯飲むのが基本。
※はちみつは自分好みの分量でOK。

用意する物(1杯分)
・ショウガ…ひとかけ
・はちみつ…適量
・お湯…カップ1杯分

画像1: 熊野さんお勧めのショウガはちみつの作り方

ショウガをスプーン1杯程度、すりおろす。

画像2: 熊野さんお勧めのショウガはちみつの作り方

①とはちみつをカップに入れる。

画像3: 熊野さんお勧めのショウガはちみつの作り方

お湯を注ぐ。

画像4: 熊野さんお勧めのショウガはちみつの作り方

よくかき混ぜて完成。

画像: この記事は『壮快』2022年3月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『壮快』2022年3月号に掲載されています。

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