プロフィール

川田妙子(かわだ・たえこ)
1965年東京都生まれ。1986年より声優として活動を開始。2010年フリーに転向し、ティーリバー合同会社を設立。声優塾や朗読会などを定期に開催する他、講演会や絵本の創作なども精力的に行っている。代表作に、「Drスランプ90‘s(則巻アラレ役)」「ちびまる子ちゃん(土橋とし子役)」などがある。
▼@fanfunGarden(Twitter)
夫の血圧も下がり降圧薬をやめられた!
皆さん、こんにちは。声優の川田妙子です。私はこの仕事柄、のどの状態をはじめとする健康管理に気を配ってきました。
しかし、5年ほど前にひどく体調をくずしてしまいました。更年期で自律神経(内臓や血管の働きを調整する神経)のバランスが乱れたのか、全く食事をとることができなくなってしまったのです。
そうしているうちに、リウマチのような症状も出始めて、病院を転々とするように。さらに、この頃から血圧が上がり、一時期は上の血圧が180mmHgにまで上がってしまいました。(高血圧の基準値は上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上)。
2017年の時点では、上の血圧が160mmHg前後、下の血圧は100mmHg前後に。医師には「このまま血圧が下がらなければ降圧薬(血圧を下げる薬)を処方する」と言われてしまいました。
このままではまずいと感じた私は、いろいろな本を参考に、食生活の見直しを始めました。
サバ缶と出合ったのは、そんなときのこと。当初は、玄米食と並行して、肉や魚などの動物性たんぱく質を完全に断っていましたが、ジムで「動物性たんぱく質をとった方がいい」と聞き、サバ缶を中心に、魚を食べるようになりました。
わが家には、お肉が大好きな食べ盛りの息子2人がいますが、このときに「お母さんは健康になりたいから、わが家はこれから魚がメインです!」と宣言したのです。
サバ缶を選んだのは、ズバリ使いやすくて、おいしいから。
わが家は、それぞれ生活スタイルが異なるため、家族で食事を一緒に食べられない日もあります。しかし、焼き魚はできたてでなければおいしくありませんし、お刺し身は日持ちしません。その点、サバ缶はいつでもおいしくいただけるので、重宝しました。
さて、サバ缶の食べ方ですが、私の場合は、朝食時に1缶を丸ごと使い、家族4人で分けて食べています。サバ缶は調理の手間がなく食べられるので、忙しい朝には助かります。
その他にも、カレーのお肉代わりに使ったり、サラダ風にしたりと、こまめにサバ缶を食べるようにしていました。
すると、わずか3ヵ月で、血圧が基準値の範囲まで下がったのです。さらに、2年以上たった今でも、この数値を維持できています。あんなに悪かった体調もよくなり、現在は全く問題がありません。
さらに、一緒にサバ缶を食べていた夫の血圧も下がりました。実は、夫も上の血圧が170~180mmHgと高く、降圧薬を服用していました。
しかし、血圧が思うように下がらなかったり、副作用でめまいが起こったり、とにかく体に合わなかったようです。そんなこともあり、本人は薬の服用をやめたがっていました。
それが、サバ缶を食べているうちにスルスルと下がり、今では基準値の範囲に。薬も無事やめることができました。
実はこのとき、サバ缶と並行して、納豆やリンゴ酢などもとっていました。これらの健康食材も、血圧を下げるのに役立っていると思います。それでもやはり、おいしく食べ続けることができた、サバ缶の効果が大きかったのではないかと思います。
サバ缶タマネギのアレンジレシピも好評

川田さんお気に入りのサバ缶料理
サバ缶は、今でも家族で楽しみながら食べています。
特に、最近お気に入りなのが「サバ缶のアヒージョ風」。これは、やや多めのオリーブ油と刻みニンニクを入れたフライパンに、サバの水煮缶丸ごとと、タマネギやエリンギなどを加えて中火で5~10分煮るだけの簡単料理です。
サバ缶自体に塩気があるので、味付けはコショウやチリペッパーだけで十分。お酒のおつまみにピッタリな上、残ったスープもパンに浸して食べれば、十分満腹になります。
その他にも、サバ缶タマネギのホットサンドにしたり、ワカメのみそ汁に加えたりと、さまざまな料理に活用しています。
そのおかげか、息子たちもすっかりサバ缶生活になじみました。特に、現在高1の次男に至っては、お肉のおかずが続くと「またお肉なの?」と文句を言うほど。サバ缶を食べるようになってから、ニキビができにくくなったのが理由のようです。
また、私自身の経験としては、年齢(56歳)よりも若く見られることが多いと感じています。髪も、美容師さんに嫌がられるほどのボリュームを保っています。もともと童顔で髪のボリュームもある方ですが、これもサバ缶で血管の健康を維持できているからかもしれません。
私は、仕事でよく子供の役をいただきます。声の若さを保つためには、健康を維持することが肝心。この先も元気で仕事を続けるために、サバ缶を食べ続けるつもりです。
[別記事:サバ缶に組み合わせると高い相乗効果が見込める食材事典→]

この記事は『安心』2021年7月号に掲載されています。
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