着物はリメイクできても帯は……
コロナ禍で、家の不要品を片付ける人が増えています。なかでも処分に困ってしまうものとして多いのが、タンスの奥で眠っている和服。「遺品として受け継いだものの自分では着付けができない」「着た後のクリーニング代が高い」「着て行くところがない」などの理由で、出番がなくなっているようです。買い取りサービスでは、高価な和服が二束三文になってしまうため、手放すのをあきらめた、というケースも少なくありません。
着物は、ほどいて洋服にしたり、巾着袋やエコバッグ、のれんなど、リメイクのバリエーションも豊富です。しかし帯は厚みがあって扱いにくく、刺繍の糸がたくさん出てくるので、自分でできるとしたらテーブルランナーにするくらい。しかも、美しい生地や刺繍の帯にハサミを入れるのは、勇気がいるでしょう。
3ステップで帯がバッグに変身
扱いが難しい帯をバッグにする「帯バッグ」専門ブランド・万華鏡が、ネットオーダーサービス「Obi活」をスタートさせました。帯バッグとは、帯を素材として作ったバッグのこと。ナイロンと組み合わせるので、安心して普段使いでき、リュックやボディバッグなど洋服に合う形にもできます。全て手仕事の一点物です。

帯をリメイクしたボディバッグ。
「細かいこと聞かれても分からないので、オーダーは敷居が高い」という声を受け、細かい色の組み合わせなどは「おまかせ」にすることも可能。① 申込み、② 帯を送る、③ ネットショップで商品注文、という簡単3ステップで、注文から約1ヵ月でバッグが出来上がります。

なにかと使えるサコッシュ。
概要
【商品の種類】リュック、ボディバッグ、サコッシュなど、 サイズ違いを含め9種類
【料金】 商品代¥13,200~¥49,500+基本料金(下処理代)帯1本あたり¥11,000
【注文方法】 ① ネットショップ内の申し込みフォームより受付
②(受付完了の連絡を受け取ったら)帯を発送
③(帯到着の連絡を受け取ったら)ネットショップ内の「Obi活」で注文
【納期】 入金確認後、約1ヵ月で完成予定
(②の受付完了連絡の際におおよその仕上がり時期をご連絡します)
* ネットは苦手というかたには紙カタログもあります。

ショッピングバッグにもなるトート。
まとめ

リュックにもできます。
祖母や母から和服を引き継いだものの、タンスの肥やしになっているという人も多いでしょう。日常的に活用できるバッグにリメイクすれば、帯も思い出も大切にすることができそうです。