はじめまして。ソトネコ写真家の南幅俊輔です。今回から猫写真エッセイ「猫を訪ねてにゃん千里」をスタートすることになりました。タイトル通り、方々で出会った猫と、その周りの景色をたくさんの写真でお届けします。記念すべき第1回で紹介するのは、ギリシャ・サントリーニ島。今は海外旅行は難しい時期なので以前訪れたときのものですが、少しでもサントリーニ島と猫たちの息づかいを感じていただければと思います。(連載1)

世界的な人気観光地サントリー二島

サントリーニ島は言わずと知れた世界的な観光地ですが、まさか猫に会うためにエーゲ海までとは思ってもいませんでした。日本から飛行機を乗り継ぎ、アテネに1泊し、ようやくサントリーニ島の空港に着陸したときは、なんて遠くに来てしまったんだろうとしみじみ。まさに猫を訪ねて三千里(実際は9529キロ)の旅です。

画像: 日本から9529キロの旅です。

日本から9529キロの旅です。

訪島したのは12月末。夏のオンシーズンには観光客でごった返して賑やかな島も、冬場はひっそりとしています。

画像: カラフルな地図とのコトンラストが粋。

カラフルな地図とのコトンラストが粋。

お店やホテルは休業中も多くて、ちょっと寂しい気がしますが、猫好きなら、大丈夫。人のかわりにあちこちで姿を見せて楽しませてくれるのが、サントリーニの猫たちです。

画像: のんびりしてます。

のんびりしてます。

画像: モデルのようなたたずまい。

モデルのようなたたずまい。

サントリーニ島はギリシャ南東部のエーゲ海に浮かぶ三日月の形をした火山島。

画像: エーゲ海を望む白い街。

エーゲ海を望む白い街。

断崖の上に立つ白い壁に青いドーム屋根の教会が、サントリーニ島を象徴している景色。この姿が、世界中からから訪れる観光客を魅了しているのです。

画像: 夕日を浴びた家々が美しい。

夕日を浴びた家々が美しい。

島の観光拠点・フィラ

島の中心部フィラは断崖の上にあり、迷路のような小路が張り巡らされて、レストランやお土産ショップなどが建ち並び賑やか。猫たちも、海の見えるレストランの前や、冬期休館中のホテルのテラス席を陣取り、エーゲ海と猫のツーショットを披露してくれます。

画像: 小道を陣取る猫たち。

小道を陣取る猫たち。

画像: オフシーズンはテーブルも使い放題。

オフシーズンはテーブルも使い放題。

夕日が美しいエリア・イア

島の北端に位置するイアの街は、斜面に白い建物が並ぶメルヘンな印象です。フィラより高級なホテルが多いこともあり、リゾート気分が味わえる街です。

画像: メルヘンな背景を背負って颯爽と歩く。

メルヘンな背景を背負って颯爽と歩く。

画像: 白いバックに映える。

白いバックに映える。

そしてここには、優雅にバカンスを楽しむ「大物」がいました。いかにもボス然とした、体が他の猫よりぐんと大きい、茶虎白の猫です。日頃はホテルスタッフにめんどうをみてもらってるようですが、オフシーズンで人がいないと、まるでお客さまのように振る舞えるんですね。

画像: ボスは一段高いところに。

ボスは一段高いところに。

画像: 顔つきも手足も堂々としています。

顔つきも手足も堂々としています。

島全体は観光地ですが、観光業と関係あるなしに関わらず、島民の方々も暮らしています。民家のお庭でのんびりと暮らしている猫たちも、多く見かけました。

画像: 花に囲まれて優しい表情。

花に囲まれて優しい表情。

一般の家屋も、ホテルや教会のように白い壁で覆われていることが多いようです。サントリーニ島の猫らしく、白い壁をバックにポージングです。

画像: カメラ目線で笑顔。

カメラ目線で笑顔。

ちなみに、フリーに過ごしている犬の姿もチラホラ。この大型のワンちゃんは、忠犬のようにずっとお供をしてくれました。

画像: 街を知り尽くしている顔です。

街を知り尽くしている顔です。

美しい夕日が世界的に有名なサントリーニ島。日が暮れて、次の朝が来たら、世界各国の観光客を和ませてくれる猫たちの1日が始まります。

画像: 街の風景に溶け込んでいる猫たち。

街の風景に溶け込んでいる猫たち。

画像: 夕暮れ時に出会いました。

夕暮れ時に出会いました。

作者プロフィール

南幅俊輔(みなみはば・しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「ハシビロコウのすべて」「ゴリラのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

画像: 『ワル猫だもの』南幅俊輔著(マガジンマガジン)¥815(税込) www.amazon.co.jp

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画像: 『ハシビロコウのすべて 改訂版』監修:今泉忠明 企画制作:南幅俊輔(廣済堂出版)¥1,320(税込) www.amazon.co.jp

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