登録者数350万人超の大人気YouTubeチャンネル「ひだまりクッキング」。大人気の絶品おやつレシピ、上手に作るポイントを紹介します。

本稿は『365日食べたい!ひだまりさん家の定番おやつ』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

プロフィール

画像: プロフィール

ひだまりクッキング

幼い頃からビーズや粘土、折り紙などものづくりが大好きで、お菓子、料理、写真が趣味。結婚後に沖縄への移住が決まり、働いていたパン屋を辞めてYouTubeを開始。独学でのお菓子づくりを紹介する動画が人気となり、登録者は300万人にのぼる。モットーは「大好きなお菓子を大切な人と楽しみながら、身も心もひだまりに包まれるような時間を過ごすこと」。本書が初の書籍となる。

YouTube:https://www.youtube.com/c/HidaMariCooking
Instagram:https://www.instagram.com/hidamaricooking
ブログ:https://ameblo.jp/hidamaricooking

ひだまりクッキングの自己紹介

2017年にYouTubeで「ひだまりクッキング」を開設し、本格的にお菓子作りを始めました。そのときは、ただただ、おいしくてきれいなお菓子を紹介したいという気持ちで、毎日のように試行錯誤をくり返していました。自分でも不思議なくらい、パッションがありました。おかげさまで、たくさんの方に見ていただくようになり、嬉しいコメントをいただいたり、レシピ本を出すこともできるようになりました。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

チャンネル開設当初から、変わらず大切にしているのは、動画を見てくださった方が「身も心もひだまりに包まれているかのような、あたたかくゆったりとした気分になること」。それは、今も変わりません。

著書で紹介しているのは、動画と同じ「材料からとことんこだわって、作っている過程も楽しめ、できあがったら、味にも見た目にもワクワクするお菓子」です。私自身がほとんどの材料を通販で購入していることもあって、手に入りにくい材料や特殊な道具は使っていません。はじめての方には少し難しいものもあるかもしれませんが、私もついこの前までは初心者でしたから、きっと大丈夫! 試行錯誤の時間も楽しんでいただけたら、と思います。

この記事を見てくださった方が、おいしいおやつと一緒に、ゆったりとした、幸せな時間を過ごしていただけると嬉しいです。

画像: ひだまりクッキングの自己紹介

ひだまりクッキングが大切にしている5つのこと

おいしいのはもちろん、作る過程が楽しい、見てるだけで笑顔になる…。そんなひだまりクッキングのレシピの秘密をご紹介!

見て、作って、食べて楽しいおやつ

昔からアクセサリーなど、物を作ることが大好きでした。人に喜んでもらうために、どんな物を作ろうか考えてる時間が楽しくて、それは今でも変わりません。お菓子作りは食べておいしいのはもちろん、作る過程も楽しめます。動画や本を見てくださった方が、癒され、笑顔になれるレシピを紹介したいです。

ひとつ、ひとつ丁寧に仕上げている

お菓子のレシピをひとつ紹介するのに、すごく時間をかけています。ちょっとでも味や見た目がイメージと違うものに仕上がったら、動画は公開せず、0から作り直し。でも「今度はこうしてみよう」と考えるのも楽しくて、夜明けまで夢中になってしまうこともありました。そうやって、心から満足できるものだけを紹介しています。

子どもや孫にも伝えられるように、大切な人のために、作っている

身も心もひだまりに包まれているかのような、あたたかくゆったりとした気分になることが、この上なく幸せです。この幸せを、大切な人に、そして子どもや孫に伝えていきたいと考えています。そんな時間を演出してくれる大好きなおやつ。幸せを伝える第一歩として、おいしいおやつを作っていけたらと思っています。

体にやさしく、ずっと食べ続けられるレシピ

おやつも、日々の生活の質を上げるのに大切な「衣食住」の「食」のひとつ。市販のおやつは食品添加物が気になってしまうので、そういう意味でも、手作りのおやつは「食」のクオリティを上げるのに欠かせません。体にいいもの、やさしいものをちゃんととることが、気分のいい状態を保つために大切だと考えています。

味はもちろん、見た目にもこだわっている

おいしさは、五感全部で感じてほしいので、味だけではなく、目にもおいしいレシピを心がけています。器にもこだわっていて、日本各地から取り寄せたり、手で触って心地いい気分になるものを選んだりしています。こだわりのレシピをみなさんと共有して、笑顔になれるおやつを届けていきたいです。

画像: 味はもちろん、見た目にもこだわっている

初心者でも大丈夫!
上手にお菓子を作るワンポイント

お菓子作りは難しいと思い込んでいませんか? レシピ通りに作れば大丈夫!それでも心配なあなたに、失敗しない6つのコツをご紹介します。

Point 1
工程の順番を覚えておく

お菓子作りでは、温度管理も大切なポイントになります。温度の低い状態で混ぜ合わせなくてはいけないもの、ある程度の温度を保って溶かさなくてはならないものなど、温度をキープすることはとても大切。そのためには、手早く、順序よく作業を行う必要があります。最初にレシピの工程を頭に入れておくと、慌てなくてすみますよ。

Point 2
材料をはじめに測っておく

お菓子作りのポイントのひとつが、正確な計量。「お砂糖を少し控えめにしようかな」「5gってこれくらいかな」なんてこと、していませんか? 材料ははじめに、はかりを使って1g単位まできっちり計量しましょう。そして、ボウルなどに入れるときは、一滴も残さないように、しっかり全量を入れることも大切です。

Point 3
粉類をふるいにかけておく

粉類は、ほとんどの場合にふるいでふるってから使います。レシピには「ふるい入れる」と書いてあることも多いのですが、初心者さんの場合は、あらかじめふるっておくとよいでしょう。ふるいにかけることで、粉の中のかたまりを取り除くと同時に、空気を含ませてふんわりとした仕上がりを実現します。焼きムラも防いでくれます。

Point 4
湯せんは温度と扱う材料に注意する

スポンジケーキの卵を湯せんする理由は、温めることで気泡が安定し、スポンジがしっかりと膨らむから。湯せんのお湯は沸騰させ、ハンドミキサーで混ぜながら泡立てるのが上手に作るコツ。チョコレートは高温で湯せんすると分離し、低い温度だと効率が悪くなります。チョコレートの湯せんのお湯は約60℃。ゆっくり溶かしましょう。

Point 5
混ぜ方に注意する

お菓子のレシピの中の混ぜ方の表現っていろいろありますよね。「よく混ぜる」や「なめらかになるまで混ぜる」などは、文字通りでいいのですが、「さっくり混ぜる」「切るように混ぜる」というのがわかりづらいという方も多いのでは? このような表現があった場合は、ゴムべらで「生地を練らない」ことを心がけて混ぜましょう。

Point 6
オーブンの温度を調整しておく

オーブンの温度が安定していないと、外は焦げて中は生焼け……などという失敗につながります。また、焼き始めるときの生地の温度も大切なので、オーブンは必ず予熱しておきましょう。家庭用オーブンは温度のブレ幅が大きいので、オーブン用の温度計を使うのがおすすめです。焼き菓子やパンは温度に気を配りましょう。

画像: Point 6 オーブンの温度を調整しておく

お菓子作りで気になるアレコレ…
みなさんからの質問にお答えします!

動画のコメントで、よくいただく質問に回答します。ちょっとしたことを知るだけでも、お菓子作りが上手になったり楽しめるようになっていきますよ!

Q 1
おやつ作りが上手になるコツはありますか?

Aとにかく、たくさん作ること、それから道具をそろえることです。代用できる道具もありますが、きちんと専用のものをそろえるのが結局一番の早道。ボウルなども、たくさんあればそれだけで効率がよくなります。初期投資をすることでやる気も出ますよ(笑)。

Q 2
いつものおやつを簡単にアレンジする方法はありますか?

Aシュークリームやロールケーキなど、フルーツが入っていないおやつに、季節のフルーツを入れてみるのがおすすめです。そのほか、ブルーベリーチーズケーキを冷凍マンゴーで、いちごのレアチーズケーキをシャインマスカットで作ってもおいしいですよ。

Q 3
見た目をきれいに仕上げるコツはありますか?

A穏やかな気分のときに作るだけでも、見た目は変わってきますよ。それから、ひとつひとつの工程を楽しみながら丁寧に作ることでも、きれいな仕上がりになると思います。お出かけのときやネットサーフィンで、きれいなお菓子を見るのもおすすめです。

Q 4
指定の材料がない場合は他のもので代用できますか?

Aマスカルポーネチーズをクリームチーズにしたり、レモンの皮をレモン汁にしたり、代用できるものもあります。ですが、この本ではネットなどで購入できる、手に入りやすい材料を使用しています。失敗しないためにも、まずはレシピ通りに作ってみてください。

Q 5
バニラエッセンスを使わないのは理由がありますか?

A手軽に使えるバニラエッセンスですが、人工香料を使ったものも多いので、私は主に、バニラビーンズとバニラエクストラクトを使っています。バニラビーンズのさやをブランデーにつけておけば、バニラエクストラクトを手作りすることもできますよ!

Q 6
ゼラチンの扱いで気をつけることはありますか?

A扱いやすさと、固すぎない仕上がり感、素材の香りを邪魔しない……ということから、粉ゼラチンより板ゼラチンをおすすめします。粉ゼラチンは、ふやかすための水を計量する手間があり、素材に溶け切らずダマになることも多いです。板ゼラチンは氷水につけて約10分浸すだけの手軽さです。

おわりに

画像: おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。著書では、私自身が今まで何回も作ってきたおやつ、そしてこれからも作り続けていきたいおやつを厳選してご紹介しました。

最初はお菓子作りをしてうまくいかないこともあるかもしれません。でも大丈夫。お菓子作りは回数を重ねていけば上達していくからです。また、お菓子作りは、上手に作ることだけが目的ではないと思っています。お菓子を乗せる食器や使う道具を選ぶこと、材料が自分の手によって変わる様子を五感で味わうこと、食べるときの雰囲気やどんな気持ちで食べるのかを自分で選べること。こういった楽しみ方もあると思っています。

これは出来上がったものがたとえイメージと違ったとしてもできることですし、友人や家族、大切な人と一緒であればより喜びは増えると思います。著書を通じて、お菓子作りを通じて身も心も豊かになる時間を過ごせてもらえたらなと思っています。この本を取ってくれたあなたがひだまりに包まれているようなあたたかく、幸せな時間を過ごせますように。

なお、本稿は「365日食べたい! ひだまりさん家の定番おやつ」(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。

画像: 【ひだまりクッキングとは?】大人気YouTubeチャンネルの「定番おやつ」美味しく作るポイントを紹介
365日食べたい!ひだまりさん家の定番おやつ
¥1,430
2021-04-26 12:02

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