ニンニク料理をたくさんとるようになってから、いつしか冷えが解消しました。特にスープは効果てきめんで、手足の先まで、ポカポカと温まります。寝つきもよく、すぐに入眠できるようになりました。また、十数年前に比べて体の疲れ方が、めっきり変わりました。【体験談】kanon(料理ブロガー)

家族全員ここ十数年カゼ知らず

私は10代のころから、筋金入りのニンニク好き。ニンニクを使ったメニューには目がなく、自分で料理を作る際にも、ニンニクをふんだんに使います。

けれども残念ながら、夫はもともとニンニクが苦手でした。つきあい始めたころは、私だけがニンニク入りの料理を食べていたこともあったほどです。

子供が生まれ、あまり小さいうちはさすがに、ニンニクをきかせた料理は控えていました。そして私が再び、ニンニクたっぷりの料理を、頻繁に作るようになったのは、十数年前からでしょうか。

しばしば食卓に出されるうちに、夫は食の好みが変わってきたようです。今では好みのニンニク料理を、自分からリクエストするようになりました。

私は、ふだんからさまざまな料理にニンニクを加えるうえ、スープだけでも、ポタージュや中華風など、いくつものレパートリーがあります。少なくとも週に1~2回は、ニンニクスープを食卓に上げています。

なかでも、子供たちがニンニクを食べ始めたころから、気に入っているのが、「アホスープ」と呼ぶ、最強のレシピです(作り方は下項参照)。

アホというと、ビックリする人もいるでしょうか。このスープはスペイン発祥で、アホは、スペイン語で「ニンニク」という意味。現地では「ソパ・デ・アホ」といい、伝統的な家庭料理の一つなのだそうです。

画像: 家族全員ここ十数年カゼ知らず

このレシピを知ったきっかけが思い出せないのですが、それほど昔からよく作っています。

ニンニクは健康食材で、なかでも、免疫を高める効果が高いと聞きます。そのおかげか、我が家はここ十数年、家族全員、カゼをひいた覚えがありません。ニンニクが、カゼを寄せつけない体づくりに、貢献しているのだと思います。

夫は50歳ですから、そろそろ体に不調が出てくる年代に差しかかりましたが、病気らしい病気はこれまで皆無です。

私自身は、スープを含めたニンニク料理に、さまざまな効果を実感しています。

まず、冷えの解消です。ニンニクを料理にあまり使っていなかったころの私は、強い冷えに悩んでいました。いわゆる末端冷え症というのか、手足の冷えが、特にひどいのです。冬場は冷え過ぎて、足先に血が通わないのか、爪が青く見えるほどでした。

足が冷えるせいで、夜、布団に入っても、なかなか温まりません。寝つきが悪く、これも悩みの一つだったのです。

けれども、ニンニク料理をたくさんとるようになってから、いつしか冷えが解消しました。特にスープは効果てきめんで、手足の先まで、ポカポカと温まります。寝つきもよく、すぐに入眠できるようになりました。

本場スペインの味に近いレシピ

また、十数年前に比べて体の疲れ方が、めっきり変わりました。以前は仕事から帰ると、一日の疲れが容赦なく襲ってきて台所に立つ気力が起こらない日も、少なくありませんでした。

けれども、今は当時より十数年分、老化が進んでいるはずなのに、前よりも疲れを感じません。仕事のあとも、炊事や洗濯をするだけの元気が十分に残っています。これも、ニンニク効果によるものでしょうか。

我が家のニンニクスープのレシピは、比較的、本場スペインの味に近いと思います。生ハムは物によって塩分が違うので、仕上げの段階でスープの味を見て、濃ければ水を足し、薄ければ塩を加えて、調整するといいでしょう。

パプリカパウダーは、赤パプリカの粉です。主に料理を赤く色づける役割で使われ、チリパウダーと見た目が似ていますが辛みはありません。スーパーの香辛料売り場にあるはずです。このスープには欠かせないのでぜひとも入れてください。

これからも、大好きなニンニクスープをせっせと作り、家族の健康を守りたいと思います。

kanonさんの
ニンニクスープの作り方

画像: kanonさんの ニンニクスープの作り方

【材料】(4~5人分)
ニンニク…大5片
フランスパン…80g
生ハム…40g
オリーブオイル…大さじ3
卵…2個
粉チーズ…小さじ1と1/2
粗びきコショウ、刻みパセリ…各適量
水…1.2L
 コンソメ(固形)…5個
 パプリカパウダー…小さじ1と1/2

【作り方】
ニンニクは薄切りにし、フランスパンは1~2cm角に、生ハムは粗みじんに切る。
鍋にオリーブオイルとニンニクを入れ、弱めの中火で炒める。火が通ったらちぎったフランスパンを加え、2~3分炒め焼きにする。
生ハムとⒶを加えて火を強め、煮立ってから2分ほど煮る。
ボウルに卵を溶き、粉チーズを混ぜる。
③に④を回し入れ、30秒ほど待ってから、大きくひと混ぜして火を止める。
器に盛り、コショウとパセリを散らす。

体温や免疫力が上がり丈夫な体をつくる
医師・ダイエットインストラクター 小林順子

温かい汁物というだけでも一時的に代謝を上げますが、ニンニクスープはアリシンの効果により、ビタミンB1が安定して体内にとどまることで、温かさが持続。冷え取りに効果的です。

冷えが解消すれば自律神経の働きが整います。私の受講生にも、寝つきがよくなったかたが多くいらっしゃいます。

体温の上昇や、血流促進作用により免疫力も向上。ニンニクスープは、カゼをひきにくい丈夫な体づくりに貢献します。

画像: この記事は『壮快』2021年4月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『壮快』2021年4月号に掲載されています。

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