月1回通っていた皮膚科の先生から「もう来院しなくていいよ」と言われたのは、「ゆる菌活」を始めて半年から1年後。「体にいいからやらなきゃ」と気負うと、楽しさが半減してしまいます。手前みそとなりますが、「ゆる菌活」がやっぱり一番ではないでしょうか。【体験談】おのみさ(イラストレーター・麹料理研究家)

プロフィール

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おのみさ
イラストレーター、麹料理研究家。みそ作りをきっかけに、麹の魅力に目覚める。現在は、麹だけでなく、乳酸菌・酵母菌・納豆菌・酢酸菌などの発酵食品を無理しない程度に手作りする「ゆる菌活」を行っている。『からだに「いいこと」たくさん麴のレシピ』(池田書店)、『ゆる菌活-発酵食品を手作りしたら人生が変わった!』(パイインターナショナル)など、著書多数。

マンガでわかる私の「ゆる菌活」

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簡単に作れておいしい発酵食品に感動!

私の座右の銘は、「果報と菌は寝て待て」です。運は人の力ではどうにもならないから、天に任せて過ごしたほうよい、と言いますが、菌による発酵も、これと同じだと思うのです。

上のマンガで紹介した通り、私は無理せず発酵食品を取り入れる「ゆる菌活」を皆さんにお勧めしています。

発酵食品を手作りするなんて大変そう、と言われることもありますが、実は、材料と菌を混ぜたら、あとはのんびり待つだけ。その間に、菌たちが一生懸命に働いて、最高においしいものを作り上げてくれます。らくちんで体にもいい、まさにいいことだらけの食品です。

実際、「ゆる菌活」を始めてからというもの、私の人生はいい方へと転がっていきました。

私が発酵に目覚めたのは、10年前のこと。きっかけとなったのは、「みそはジッパー付き保存袋で簡単に作れるよ」という友人の言葉でした。

その言葉が気になり、インターネットで作り方を調べたところ、みそ作りに必要な、大豆・麹・塩の三つがセットになった商品を発見。好奇心も手伝って、みそ作りを始めたのです。

もともと料理が苦手で、面倒くさがりの私なので、作り方も適当。そのため、発酵が進み過ぎて、袋がパンパンに膨らんだこともありました。

でも、それを見たことで、「麹って生きて、呼吸しているんだ」と感動。空気を抜くと、まだ発酵途中なのに、みそのいい香りも漂ってきました。

そうして、日々変化する袋越しのみその色や、触り心地を観察しているうちに、かわいいペットの成長を見守るような気持ちになってきたのです。

さらに、そんないい加減な作り方でも、出来上がったみそは、おいしくてびっくり! 麹という生き物に夢中になった私は、その後も実験気分で、塩麹、甘酒、酒かす……と、いろいろな発酵食品の手作りを楽しむようになりました。

湿疹が消え夜もぐっすり眠れる

画像: おのみささんの台所には、自家製の発酵食品がギッシリ!

おのみささんの台所には、自家製の発酵食品がギッシリ!

こんな感じで「ゆる菌活」を続けていたところ、体調にさまざまな変化が現れました。

まず気づいたのは、便秘の解消。私は便秘体質で、お通じは数日に1回。その上、いつも残便感がありました。それが、1日1回ちゃんとお通じがつき、スッキリ出し切った感覚が得られるようになったのです。

さらに、子どもの頃からのアトピー性皮膚炎も改善。デコルテやひじの湿疹、顔のブツブツも出なくなりました。

月1回、通っていた皮膚科の先生から、「もう来院しなくていいよ」と言われたのは、「ゆる菌活」を始めて半年から1年後。そこから薬は一切使っていませんが、「肌がきれい」とほめられるまでになりました。

また、寝つきもよくなりました。グッスリ熟睡して、朝はスッキリ。精神的にも安定し、クヨクヨ、イライラすることがなくなりました。

「楽しく・ゆるく」続けるのがポイント

発酵食品には、さまざまな健康効果があるといわれていますし、自分の経験からも、その通りだと実感しています。

しかし、だからと言って「体にいいからやらなきゃ」と気負うと、楽しさが半減してしまいます。手前みそとなりますが、「ゆる菌活」がやっぱり一番ではないでしょうか。

手作りする時間がなければ、市販のものをじゃんじゃん取り入れるのもいいと思います。例えば市販の甘酒は、みりんや砂糖代わりに使うと、料理にうま味が加わります。ヨーグルトや豆乳と混ぜてもおいしいです。

忙しくても手作りにチャレンジしたいなら、ザワークラウト(乳酸発酵キャベツ)がお勧め。キャベツと塩の二つのみで作れるため、材料の買い足しがほぼ不要です。

作り方も簡単で、刻んだキャベツを塩もみして、ジッパー付き保存袋や瓶に詰めるだけ。あとは、キャベツについている菌たちが、勝手に発酵を進めてくれます。

おいしさと健康をゲットできるゆる菌活、ぜひ始めてみてくださいね。

画像: この記事は『安心』2020年10月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『安心』2020年10月号に掲載されています。

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