プロフィール

松本圭世(まつもと・かよ)
1989年生まれ。名古屋大学経済学部卒業後、愛媛朝日テレビのアナウンサーとなる。その後、テレビ愛知でもアナウンサーを務めて、現在はフリーアナウンサーとして活躍中。まっすぐな性格も評判で、「有吉反省会」(日本テレビ系)、「水曜日のダウンタウン」(TBSテレビ系)などバラエティ番組でも活躍する。趣味は麻雀。弓道初段、潜水士の資格を持つ。
アナウンサーを目指してダイエット!
「キャベツ納豆」は、私がイチ押しのダイエット食! アナウンサーになる夢をかなえる助けになってくれた、と言ってもいいくらいです。
[別記事:「キャベツ納豆」の作り方&アレンジレシピ→]
大学時代に、憧れていた先輩がアナウンサーになったことに刺激を受け、私もその道を志すことに。アナウンサー養成学校に通い始めたのですが、講師の先生から「テレビに映ると実物よりも7kgくらいは太って見える」と聞きました。
当時の私は太っていたわけではありませんが、少しふくよかでした。テレビで見る女性アナウンサーは皆、スラッとした印象なのに、あれでも太って見えているのかと、ショックを受けました。
そこでダイエットを決意。思いついたのが、キャベツ納豆を食べることでした。
私は、納豆卵かけご飯が大好きで、普段からよく食べていました。この「ご飯」を「キャベツ」に置き換えれば、糖質制限でカロリーは減らせるし、ビタミンや食物繊維はしっかりとれる! そう考えて、実践することにしました。
私がとったキャベツ納豆は、次のようなものです。
納豆は小粒か、ひき割りを1パック。キャベツは切るのが手間なので、スーパーで売られている、あらかじめ千切りされているものを1袋弱。卵1個。それらを、ぐちゃぐちゃにかきまぜて、めんつゆやしょうゆで味付けするのが基本です。
私は、もともと食事は昼と夜の1日2食しかとりません。その2食をキャベツ納豆に置き換えるようにしたのです。
最初の1週間くらいは、ひたすらキャベツ納豆だけ食べ続け、その後は、普通の食事をすることもありました。私はキャベツ納豆の味が好きで、おいしく食べられるので、つらいとは感じませんでした。
味の変化が欲しくなったら、納豆パックに付属しているタレやカラシを入れても、おいしいですし、ゴマ油と塩で味付けすることもありました。お酢を入れるのも、味がなめらかになります。物足りないときは、さらに豆腐を加えて、かさ増しするのもお勧めです。

松本さんが実際に食べる卵と豆腐入りのキャベツ納豆
一度「焼いたら、お好み焼きみたいになるかも?」と思いつき、試したこともあります。でも、お好み焼きのように粉が入っているわけではないので、ベシャッとして食感も悪いし、納豆の臭みだけが強くなり、これは失敗でした……。それ以降は、下手に焼いたり、煮たりと手を加えることはありませんでした(笑)。
顔がスッキリしておなかがへこんだ
こうしてキャベツ納豆ダイエットに取り組んだ成果ですが、まず最初の1ヵ月で、4kgストンと落ちました。その後も少しずつですが、確実に体重は落ち、3ヵ月後には目標にしていた7kg減を達成!顔はスッキリし、おなかもへこみ、体が軽く、動きやすくなりました。
ちなみにこの間、運動はしていません。食事も、我慢ばかりでは続かないので、昼はキャベツ納豆を食べ、夜は好きなものを食べるといった感じで、気軽に取り組んでいました。
このキャベツ納豆ダイエットを通じて、「がんばれば目標達成できる!」という実感が得られたことが、気持ちの面でも自信につながりました。
アナウンサー採用枠に限ったことではないと思いますが、就職活動時のエントリーシートに、「学生時代にがんばったことは?」という質問がほぼ各局にあります。そこに「3ヵ月で7kgやせました!」と記入していました。
この期間で、7kgやせたというのは、武器になったみたいです。就職活動を通じてエントリーシートで落とされることは、ほぼなかったので、「この子は集中してがんばれる子だな」と評価してもらえたのではないかと思っています(笑)。
おかげで、こうしてアナウンサーのお仕事をさせていただけるようにもなりました。

ダイエット成功直後の松本さん。
キャベツ納豆を活用したダイエット以降、私の食べ物に対する意識が変わったのも収穫でした。もともと揚げ物やお肉が大好き、食べ放題が大好きです。でも、それを無理して我慢したら、ストレスになってしまうでしょう。
そこで今は「食事を3日間単位で調整する」という考え方をしています。
ある日に食べ過ぎたら、翌日や翌々日は食事を控えめにして、コントロールするのです。そんなときにはキャベツ納豆が大活躍で、今も定期的に食べています。
[別記事:「キャベツ納豆」の作り方&アレンジレシピ→]

この記事は『安心』2020年7月号に掲載されています。
www.makino-g.jp