現代人は、ミネラル不足、特にマグネシウムが不足しています。その補給にお勧めなのが「にがり」です。にがりは海のミネラルの宝庫。高血圧や糖尿病などの生活習慣病から、うつなどの心の病、感染症の予防にまで、にがりを勧める医師が増えています。【壮快編集部 編】

腎機能が低下している人は注意が必要です。特に人工透析を受けている人は、急に血管が広がって低血圧になる危険性がありますから、飲むのを控えてください。

用意するにがり

品名
「粗製海水塩化マグネシウム」「塩化マグネシウム含有物」など。

画像1: 用意するにがり

どこで購入できるか
スーパーマーケットの塩売り場や豆腐売り場、ドラッグストア、通信販売など。

画像: 用途の多い人は大容量(20L入り)の物が便利。

用途の多い人は大容量(20L入り)の物が便利。

選ぶポイント
成分表示や使用量の表示があり、マグネシウム(Mg)の含有割合が多く、ナトリウム(Na)が少ない物。原産地の表示があり、海のきれいな地域の物。1滴ずつ出せる容器や、計量カップ付きだと使いやすい。

画像2: 用意するにがり

にがりの濃度
市販のにがりの濃度は、実にさまざま。100ml中のマグネシウム含有量は、多い物は10000mgを超え、少ない物は900mg程度。

にがりの1日摂取量の目安
1日に不足分のマグネシウムを100mgとるつもりで、にがりを摂取する。糖尿病の人など、マグネシウムが不足ぎみの人は、200〜300mgを目安にして、少しずつ増やす。

下の早見表を参考にとる量を確認する。例えば、にがり100ml中にマグネシウムが6000mg入っている物なら、にがりを1日にとる量は小さじ1/3となる。糖尿病の人でも小さじ1で十分。

早見表
にがり100ml中の
Mg含有量
Mg100mgとるのに
必要なにがり量
Mg300mgとるのに
必要なにがり量
1000㎎10ml(小さじ2)30ml(大さじ2)
2000㎎5ml(小さじ1)15ml(大さじ1)
3000㎎3.3ml(小さじ2/3)10ml(小さじ2)
4000㎎2.5ml(小さじ1/2)7.5ml(小さじ1+1/2)
5000㎎2ml(小さじ2/5)6ml(小さじ1+1/5)
6000㎎1.7ml(小さじ1/3)5ml(小さじ1)
7000㎎1.4ml4.3ml(小さじ1弱)
8000㎎1.25ml3.75ml(小さじ3/4)
9000㎎1.1ml3.3ml(小さじ2/3)
10000㎎1ml3ml(小さじ3/5)

にがりの基本的なとり方

❶にがり水として飲む
コップ1杯(200ml)の水に、にがりを少量加えて、時間を空けて少しずつ飲む。

画像1: にがりの基本的なとり方

にがりを加える量
・にがり100ml中のMg含有量が1000mg:にがりを小さじ1(5ml)
・にがり100ml中のMg含有量が5000mg:にがりを10〜15滴(1ml)

❷お茶、紅茶、コーヒーなどに入れて飲む
①のにがり水と同様に、それぞれの飲料ににがりを加えて飲む(加える量は①と同じ)。

画像2: にがりの基本的なとり方

❸みそ汁、スープなどに入れる
①のにがり水と同様に、それぞれの汁物ににがりを加えてとる(加える量は①と同じ)。

画像3: にがりの基本的なとり方

❹ご飯を炊く際に加える
炊く水ににがりを加える。

画像4: にがりの基本的なとり方

にがりを加える量
・にがり100ml中のMg含有量が1000mg:にがりを大さじ1(5ml)
・にがり100ml中のMg含有量が5000mg:にがりを小さじ3//5(3ml)

にがりの活用法

❶にがりうがい
100mlの水に、にがりを少量加える。そのうがい液でうがいをする。

画像1: にがりの活用法

にがりを加える量
・にがり100ml中のMg含有量が1000mg:にがりを小さじ2(10ml)
・にがり100ml中のMg含有量が5000mg:にがりを小さじ2//5(2ml)

❷にがり歯磨き
歯磨き剤ににがりを数滴たらして歯や歯茎を丁寧に磨く。

画像2: にがりの活用法
画像: この記事は『壮快』2020年7月号に掲載されています。 www.makino-g.jp

この記事は『壮快』2020年7月号に掲載されています。

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